ホーム > 政治・経済 > 重要!2011「日本」の解き方 高橋洋一 ZAKZAK

重要!2011「日本」の解き方 高橋洋一 ZAKZAK



財政と増税のみ報じられたOECDの経済審査報告書 金融政策後回しのワケは?

2011.04.28  連載:2011「日本」の解き方
OECD(経済協力開発機構)の本部はフランスのパリにある。その起源は、1948年欧州16カ国で発足したOEEC(欧州経済協力機構)だ。その後、61年、OEEC加盟国に米国およびカナダが加わりOECDができた。日本は64年に加盟国となった。現在の加盟国は30カ国だ。
OECDは毎年加盟国の経済政策をサーベイし報告書を発表している。サーベイは、OECDと各国の政策担当者が話しながら作成され、エコノミックサーベイといわれるもので、日本に対するサーベイが「対日審査」といわれている。
21日発表の対日審査のオリジナル報告書では、東日本大震災後の経済見通し、金融政策、財政政策、新成長戦略、教育システム、労働市場という順番の章立てになっている。
しかし、日本での記者会見で配布された対日審査のアウトラインでは、日本の財政の持続可能性の達成、デフレを終了させる金融政策、日本の潜在成長力を加速する新成長戦略、教育システム改革、労働市場という順番である。
つづく
(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)



「経済成長で財政破綻する」財務省理論のトリックを暴くOECDも目的の最上位に

2011.04.29 連載:2011「日本」の解き方
21日、OECD(経済協力開発機構)対日審査報告書の発表会見で、「経済成長すると破綻するのではないか」というフロアからの質問があった。それに対して、グリアOECD事務総長は、「その質問は罠か」と冗談を交えながら、「金利が上がって財政が大変になるからといって成長を諦めるわけにはいかない。成長がすべて」と言い切った。
OECDは、先進国間の自由な意見交換・情報交換を通じて、(1)経済成長(2)貿易自由化(3)途上国支援に貢献することを目的としている(OECDの三大目的)。成長を否定できるはずない。
つづく
(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

カテゴリー: 政治・経済 タグ:
  1. コメントはまだありません。
  1. トラックバックはまだありません。