名著です。実践的です。膝を打つこと度々。
正規化の教科書通りの説明と、業務の視点からの正規化の説明も詳しく、教科書だけでは実際に仕事が出来るシステムを作れないことが、初学者でも解るように書かれています。
ただ、主キーの持ち方について、一家言お持ちのようで、普通の教科書で勉強して、開発経験の少ない人には、なぜそこまでこだわるのか解らないと思われる我々がごく普通に使うのコード体系を、RDBMSの主キーに使うなという議論が詳細に展開されています。インクリメントナンバーなどの完全に意味中立なアイデンティファーを導入することを推奨しています。
私も基本的に賛成で、その通りにしています。
私の場合、著者のような深い意味はなくて、コードの意味を議論したたくない、将来の保証を検証したくもない、政治的ないざこざに巻き込まれたくないなどの消極的な理由と、なんか美しくなくて気持ちが悪い….これが一番かもしれない。
ことアイデンティファーに関しては、本家佐藤正美氏より原理主義的な感じです。でも、本家は、アイデンティファー=「認知番号 (××コード、××番号)として使うことができる データ 項目」として**コード、++番号という呼称を容認しているのでややこしいです。
傍目に見ると、なんか神学論争的で、何が正しいんだかよく解りません。
ま、そんなこんなちょっと引っかかる人がいるかもしれませんが、教科書やって、開発に挑むまでにはぜひとも読みたい本です。
こちらもう少し実践的。
渡辺幸三氏のリファレンスモデルの新らしいものが公開されています。
まだ、読み込んでいないので、ノーコメント。
ブツは、渡辺氏のサイトにあります。
渡辺氏四作目。
手を取り足を取り教えてくれます。これから勉強をする人は人は本当に幸せだ。
は、太っ腹「データ総研」にあるので今回はパスしました。
【著者】加藤貞行 著
【出版社】日経BP社
【価格】@2,800+税
【ISBN】 isbn4-8222-8073-x
【内容】
第1章 ソフトウエア開発の現状
第2章 DATARUN の全体像
第3章 ビジネスプロセスモデル
第4章 概念データモデル
第5章 情報システムアーキテクチャ
第6章 システムプロセスモデル
第7章 見積もり手法
第8章 共通仕様モデル
第9章 インターフェイス仕様モデル
第10章 ケーススタディ「見積りシステム」
第11章 ケーススタディ「レンタルビデオ店」
第12章 まとめ
【感想】
上記「日経ソフトウエア」の連載、「良いプログラムは良い設計から」をもとに書き起こされたもです。DATARUN 手法はかなり強力な方法論ですが、「C/Sデータベース設計入門」Daniel Pascot 著がかなり読みにくいので難渋します。この本をこなしてから取り組むとかなり楽になると思います。ただ、方法論はしっかりと自分のものを確立してあとは、確信を持って実行していかないと、新しく勉強したものを次々と適応しているようでは、困ったことになります。….はまってるんですよねかく言うわたしが….。(^_^;)私の評価は、星3つです。 11:26pm
【著者】 渡辺幸三 著
【出版社】 日本実業出版
【価格】 @2,800 + 税
【発行日】 ’01/7/01
【ISBN】 ISBN4-534-03250-1
【版・ページ数】 294ページ
【目次】
第1部 データモデルとは何か
1章 データベースとデータモデル
2章 データモデリング入門
3章 データモデリングの実際
第2部 業務別データモデル集
1章 商品管理
5章 在庫管理
6章 販売管理
7章 購買管理
8章 取引先管理
9章 会計管理
【感想】
何にもいいません。みんな買いましょう。自分の作ったアプリケーションを市販の汎用アプリレベルに育てたい人には必携でしょう。特に第2部のモデル集には、簡単なようでいて、必ずはまる落とし穴に対する配慮の行き届いたモデルと解説があります。 ほんとは、もう少し濃厚で、バラエティ豊かであってほしかったけど、類書がないので、星3つ差し上げます。
☆☆☆ 01/6/21(Thu)